GGJの狙いと効果
Global Game Jamは,学生同士で開発するのではなく,プロと初心者がその場で混成チームをつくっていきなり与えられた条件の下で48時間以内にゲームを開発する学びの場である.今回,日本の会場ではそれぞれのスケジュールに工夫をこらし独自の企画を立てているほか,インターネット上でのやりとりを通じて相互に刺激を与えている.そして濃密なゲーム開発を体験するだけでなく,インターネットを活用してゲーム開発の現場を社会に伝えることにも成功している.ハプニングいろいろ
その一例を簡単に紹介しよう。八王子会場では東京工科大学の学生を中心とするグループ「BaNyaK」がゲーム開発会場からUstreamの生番組配信を行い,初日深夜の番組放送では視聴者300人以上を集めた.また福岡会場では「九大院生らがゲーム制作の国際イベントに挑戦」(2011年1月29日 読売新聞)と報道され,さらに福岡市長の突然の会場訪問を受けるという一幕もあった.
また,最終日の1月30日(日曜日)午後には,かつてインターネットラジオ番組として配信されていた『水口哲也と平林久和の東京ゲームラウンジ』の特別編がGlobal Game Jam会場から生放送されることが会期中に急遽決まった.この何が起こるかわからないライブ間隔はまさにジャムセッション的だと言える。詳しくは当日に最新の放送スケジュールおよびTwitterアカウント_BaNyaKを確認していただきたい.
残りあとわずか
こうした草の根による情報発信は24時間世界のどこかで起こっており、それをすべて目撃できる人はいない。いまもLive Wallなどで,世界各地の会場からのUstream中継が次々と流されている.夏の南米から冬の北欧,100人超の大規模会場から数人の会場まで,世界各地でゲーム開発にとりくむイベントも残り一日足らずで終わろうとしている.完成したゲームはすべて公開されるので、ぜひご覧いただきたい.
0 件のコメント:
コメントを投稿