2010年4月21日水曜日

世界同時多発ゲーム開発: Global Game Jam 2010 を振り返る (中編)

前編(2010年4月8日)に続いて,Global Game Jam 2010の報告の続きをお送りする.GGJ2010で制作された数百点のゲームはクリエイティブ・コモンズのライセンスに従ってダウンロードし再配布することができる.その公式ウェブサイトでは開発者が登録したプロフィールを見たり採点やコメントを寄せることも可能で,そうした世界各地の人に評価してもらえることもGGJの魅力の一つである.
 どのようなゲーム教育拠点で作られた作品が高評価を得たのだろうか.GGJでは日本を含むアジアオセアニアから中近東,ヨーロッパそして南北アメリカ大陸の東から西へと,時差とともに次々に作品が公表された.Unity Web PlayerFlash Player最新版をインストールすればブラウザから実行できる手軽なゲームも多いので興味のある方はダウンロードしてもらいたい.
以下では個人的に印象に残った作品をチームについて紹介する.まずGGJ最大規模の勢力である北欧の拠点,Nordic Game Jamから.

2010年4月11日日曜日

国際学会の出版物から: 2010年春

昨年,国際学会IEEEが出しているオンライン記事を中心に国際学会のゲーム関連記事を紹介しました.IEEEは様々な分野の専門家が集まる巨大な国際学会なので,そこで公開されているオンライン記事もその分野の専門家以外の読者も読めるように書かれています.
今春もIEEE, ACMといったメジャーな学会の公開記事からゲーム関連の記事を紹介します.昨年はシリアスゲームが目立ちましたが,今年は大学でのゲーム教育やAR関連の記事が目を引きました.

2010年4月8日木曜日

世界同時多発ゲーム開発: Global Game Jam 2010 を振り返る (前編)

去る1月末に開催されたIGDAのGlobal Game Jam 2010では,世界各地の学生やインディーゲーム開発者が週末の2日間でゲーム開発を行うとともにインターネットを通じた相互評価を行った.ここでは日本国内および海外の参加者の様子を報告し,今後の課題について考察したい.