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2019年2月18日月曜日

2019年プレビュー前編: ゲーム開発者教育とゲーム学の歩み

ゲーム開発者教育の20年

本記事はGDC19, FDG19から見える2019年のゲームのアカデミックシーンを展望する予定だったが、2019年に起こる試みの新しさを理解するには、まず背景となるゲーム開発者教育が大学そして大学院で高度化してきたこれまでの動向を知っておく必要がある.そこでまず前編として、これまでの過去のゲーム教育の歩みをふりかえってみたい.

2018年7月28日土曜日

ゲーム研究の重要論文を一望する: Video Games and Gaming Culture (2016) の試み

アカデミック・ブログ主筆の山根です.
 本記事では、人文科学・社会科学分野の大手学術出版社、ラウトレッジ (Routledge)が出版した全4巻の論文集『ビデオゲームとゲーミング文化』を紹介ます.簡単な紹介のあと、収録論文90本にオンライン版・日本語訳があれば追記し、最後に特徴と活用法についても私見を述べます.

紹介

Mark J. P. Wolf 編『ビデオゲームとゲーミング文化』Video Games and Gaming Culture(ハードカバー4巻本)

本書は、各分野の重要論文を収録して出版するCrtitial Concepts(重要概念)シリーズの「Critical Concepts in Media and Cultural Studies」の一冊(4巻本)である.編集しているのは、これまでにもゲーム研究の論文集をいくつも編集しているベテラン研究者Wolfで、本記事執筆時点ではゲーム研究の重要論文集成の決定版と言える.

2013年11月25日月曜日

国際学会 FDG2013 参加報告 (下)

国際会議FDG2013参加報告の後編です.前回からずいぶん時間があいてしまいました. 都会から遠く離れた会場で,発表数を厳選してあえて小規模で開催されるこの国際会議について,その歴史,講演,ワークショップなどを紹介してきました.今回はしめくくりとしてデモセッションと博士コンソーシアムなどについて報告します.

2013年9月4日水曜日

国際学会 FDG2013 参加報告 (中)

ゲームの産学連携を目的とする国際学会FDG(Foundations of Digital Games)について,前編の記事ではその成り立ちについて紹介した.今回の中編では,いよいよ国際会議FDG2013のプログラムに即した参加報告に入る。

2013年6月23日日曜日

国際学会 FDG2013 参加報告 (上)

この5月にゲーム研究の国際会議のひとつである「Foundation of Digital Games」(以下,FDG)に参加してきた.ゲーム産学連携の上で大きな役割を果たしてた同会議の歴史をひもときながら,ゲーム研究の国際会議について紹介したい.

はじめに: 国際会議の目的

学校ごとにそれぞれ異なる目標があるように,学会にはそれぞれ独自の目標があり,ひとつの学会ですべての目標を実現することはできない.たとえば巨大な会議場に数千人・数万人規模の参加者を集める巨大な大会もあれば,100人程度が一つの建物で議論する会議もある.投稿された論文を出版することで成功したと言える学会もあれば,論文にまとまる前の現在進行中の最新動向を集めることを目指す学会もある.産学連携に熱心な学会もあれば、あえて産業化に向かわない学会もある。 今回報告するFDGは,デジタルゲームにおける産学の連携をテーマにしてはじまったという点でユニークな国際会議である.

2011年4月19日火曜日

国際学会の開催動向: 2011年度プレビュー

ゲーム研究は多くの分野にまたがっているため,ゲーム研究開発に携わる者も複数の学会に所属する場合が多い.そして学会が開く国際会議には世界各地の専門家が集まり,最新の成果が発表されるとともに活発な交流が行われる.今年度はどのような国際会議がゲームに関する研究を募集しているのだろうか.

2011年1月26日水曜日

Global Game Jam 2011 直前情報

世界規模の同時多発ゲーム開発イベント,Global Game Jamがいよいよ今週末に迫っている.IGDA日本でも国内の各会場と協力して準備を進めており,その経過はすでにIGDA日本の専門部会やTwitter, Ustreamでも伝えられているが,ここではそれらの最新情報を整理するとともに,参加者の準備および非参加者への情報配信の両面から直前情報を紹介したい.

2010年11月20日土曜日

Global Game Jam 2011の参加者および会場を引き続き募集中 (プレスリリース日本語訳)

以下はGlobal Game Jam(グローバルゲームジャム)ウェブサイトに掲載された11月15日のプレスリリースの日本語訳です.ACMとの共催および追加募集について発表されています.

FOR IMMEDIATE RELEASE

IGDA Global Game Jam 2011は,参加者と開催地をさらに募集します

2010年4月11日日曜日

国際学会の出版物から: 2010年春

昨年,国際学会IEEEが出しているオンライン記事を中心に国際学会のゲーム関連記事を紹介しました.IEEEは様々な分野の専門家が集まる巨大な国際学会なので,そこで公開されているオンライン記事もその分野の専門家以外の読者も読めるように書かれています.
今春もIEEE, ACMといったメジャーな学会の公開記事からゲーム関連の記事を紹介します.昨年はシリアスゲームが目立ちましたが,今年は大学でのゲーム教育やAR関連の記事が目を引きました.

2009年11月13日金曜日

コンピュータサイエンスにかける橋: Randy Pausch と大学改革

先日,カーネギーメロン大学で「Pausch Bridge」の献呈式が行われた.故ランディ・パウシュ教授の名をつけた橋である.YouTubeのカーネギーメロン大チャンネルでは,当日のスピーチおよび遺族らによる橋の渡り初めの様子が公開されている.



ここで追悼されている故ランディ・パウシュ教授が膵臓ガンのため死去したのは2008年7月25日(米国時間)のことである.ガン宣告後に行った最終講義がYouTubeで注目され,その書籍版が全米ベストセラーになったことはご存知の方も多いと思う.しかし,本人の業績については漠然と「バーチャルリアリティーの第一人者」と紹介されてゲーム開発関係のことが紹介されてこなかったので,ここではゲーム開発との関係において氏の功績を紹介したい.