IGDAが1月末に開催する Global Game Jam 2011 まであと1ヶ月を切った.本記事の執筆時点ですでに41ヶ国の141会場の参加が発表されており,史上最大の世界同時開発イベントになることは間違いないだろう.本記事では,新たに追加された日本語訳・新会場・新部門の最新情報をお知らせする.
2010年12月30日木曜日
2010年11月20日土曜日
Global Game Jam 2011の参加者および会場を引き続き募集中 (プレスリリース日本語訳)
以下はGlobal Game Jam(グローバルゲームジャム)ウェブサイトに掲載された11月15日のプレスリリースの日本語訳です.ACMとの共催および追加募集について発表されています.
FOR IMMEDIATE RELEASE
IGDA Global Game Jam 2011は,参加者と開催地をさらに募集します
2010年11月10日水曜日
【11月20日(土)、21日(日)】コンテンツ文化史学会2010年大会「拡大するコンテンツ」のお知らせ
お世話になっております。東京工業大学の七邊です。
コンテンツ文化史学会では、来る11月20日(土)、21日(日)に第2回大会「拡大するコンテンツ」を開催いたします。
ゲームに関する発表もございます。機会がございましたら、ぜひご参加下さい!
コンテンツ文化史学会では、来る11月20日(土)、21日(日)に第2回大会「拡大するコンテンツ」を開催いたします。
ゲームに関する発表もございます。機会がございましたら、ぜひご参加下さい!
2010年11月6日土曜日
Global Game Jam 2011 への道 (11/16追記)
IGDAが主催する世界同時ゲーム開発イベント「Global Game Jam」の開催地募集・参加者募集がはじまった.次回のGlobal Game Jamは2011年1月28日から30日にかけて開催され、数千人の参加者が週末にゲームを完成させ、相互評価を行う.
以下の本記事ではまずGlobal Game Jam(以下,GGJ)の概要についてふりかえり,そして国内からの参加登録/開催地登録をする方法を解説する.「2日間でゲーム開発に挑戦したい」「ゲーム開発者の輪に参加したい」「プロトタイピング開発の経験を積みたい」「ゲーム開発研修の場を持ちたい」といった関心をもっている方は国内のGGJ会場でのゲーム開発や開発支援に参加して新たな経験を積んでほしい.
以下の本記事ではまずGlobal Game Jam(以下,GGJ)の概要についてふりかえり,そして国内からの参加登録/開催地登録をする方法を解説する.「2日間でゲーム開発に挑戦したい」「ゲーム開発者の輪に参加したい」「プロトタイピング開発の経験を積みたい」「ゲーム開発研修の場を持ちたい」といった関心をもっている方は国内のGGJ会場でのゲーム開発や開発支援に参加して新たな経験を積んでほしい.
2010年9月9日木曜日
SIG-INDIE7の概要!
同人・インディーゲーム部会(SIG-INDIE)世話人、東京工業大学特任講師の七邊と申します。ウェブではyakumoという名前で活動しています。こちらのブログには初投稿になります。
今週9月11日(土)、SIG-INDIEは、秋葉原UDXマルチスペースにて、「実践事例から学ぶプロデュース・PR術ー手にとってもらえるテクニックー」【9月11日(土)13:30-17:30】を開催いたします。
今回の研究会のテーマは、「制作したソフトをどうやって手にとってもらうか?」と「商業で活動するにはどうすれば良いか?」です。これまで多くの同人サークルさんにお話を伺う過程で、しばしばこれらのことが問題として挙げられていました。そこで、第2部では同人ゲーム、第3部では商業ゲームの開発・販売・流通の現場にいらっしゃる方々に、それぞれのテーマについてご発表いただきます。ここでは、それぞれのご発表を聴く上でのいくつかのポイントについて、私なりにまとめてみたいと思います。
今週9月11日(土)、SIG-INDIEは、秋葉原UDXマルチスペースにて、「実践事例から学ぶプロデュース・PR術ー手にとってもらえるテクニックー」【9月11日(土)13:30-17:30】を開催いたします。
今回の研究会のテーマは、「制作したソフトをどうやって手にとってもらうか?」と「商業で活動するにはどうすれば良いか?」です。これまで多くの同人サークルさんにお話を伺う過程で、しばしばこれらのことが問題として挙げられていました。そこで、第2部では同人ゲーム、第3部では商業ゲームの開発・販売・流通の現場にいらっしゃる方々に、それぞれのテーマについてご発表いただきます。ここでは、それぞれのご発表を聴く上でのいくつかのポイントについて、私なりにまとめてみたいと思います。
2010年9月7日火曜日
Unityが優れたゲーム開発教育の取り組みに25万ドル相当の開発環境を寄贈
プロジェクト概要
9月1日,ゲームエンジン「Unity」シリーズを開発するUnity Technology社が「Unity Mobile Generation Education project」を発表した.これは世界各地の教育機関を対象としたもので,Unityを使った授業計画を募集し,優れた提案を行った教育機関には有料版のUnity開発環境(Unity Pro v3.0, Unity Android Pro v3.0 Pre-release, そしてAndroid OSを搭載したGoogle Nexus One)が20人分寄贈される.本記事では、この公募が目指す次世代教育について解説する。
2010年8月20日金曜日
ゲーム開発教育プログラムが文部科学省の今年度事業に採択される (速報)
世話人の山根です.
文部科学省は平成22年度「産学連携による実践型人材育成事業 専門人材の基盤的教育推進プログラム」の公募を行い、産業界と高等教育機関とが協力して人材育成に取り組む試みを募集し審査と予算配分を行っています。全国各地で教育改革にとりくんでいる大学や専門学校が応募したこの事業で,ゲーム関連の取り組みが採択されるのは容易ではありません.
今回、その採択事業の一つに選ばれたのが、東京工科大学を代表校とするグループによる「ゲーム産業における実践的OJT/OFF-JT体感型教育プログラム」の提案です.委員の正式な任命などの手続きがまだ完了していませんが,IGDA日本のメンバーも産業界と高等教育機関の橋渡しをする団体としてこの取り組みに参加しているので,教育・人材育成面での注目点を速報としてお知らせします.
本事業から、ますます高度になっていくゲーム開発に対する近年の教育界の取り組みをうかがうことができるでしょう.
文部科学省は平成22年度「産学連携による実践型人材育成事業 専門人材の基盤的教育推進プログラム」の公募を行い、産業界と高等教育機関とが協力して人材育成に取り組む試みを募集し審査と予算配分を行っています。全国各地で教育改革にとりくんでいる大学や専門学校が応募したこの事業で,ゲーム関連の取り組みが採択されるのは容易ではありません.
今回、その採択事業の一つに選ばれたのが、東京工科大学を代表校とするグループによる「ゲーム産業における実践的OJT/OFF-JT体感型教育プログラム」の提案です.委員の正式な任命などの手続きがまだ完了していませんが,IGDA日本のメンバーも産業界と高等教育機関の橋渡しをする団体としてこの取り組みに参加しているので,教育・人材育成面での注目点を速報としてお知らせします.
本事業から、ますます高度になっていくゲーム開発に対する近年の教育界の取り組みをうかがうことができるでしょう.
2010年8月16日月曜日
CEDEC2010アカデミック・プレビュー: 注目点と注意点
CEDECにおけるゲーム開発者と研究者
CEDEC(CESA Developers Conference)は日本最大のゲーム開発者のためのカンファレンスである.開発現場の話だけでなく,数年前から「アカデミック」トラックが新設されたことで,それまでゲーム産業との接点がなかったアカデミックなゲーム研究者がゲーム開発者と交流し相互に学習する場にもなっている.本ブログの親団体であるIGDA日本もこのネットワーキングに関わってきた歴史がある(CEDECとIGDA日本については学会誌記事に詳しい).アカデミックな発表のみどころ
2010年6月14日月曜日
ゲームAIコンペティションの新展開
近年,世界各地の研究機関がデジタルゲームのAIプレイヤーを開発しては順位を競っている.IGDA日本でもこれまでにSIG-AIでパックマンについて,SIG e-sportsでStarCraftについて紹介している.本稿ではこの動向を研究者集団の視点からまとめてみたい.
ゲーム研究のスピードは早く,各地の研究機関が一つの学問領域を共有することは容易ではない.しかしゲームAIコンテストを例として,各国のゲーム研究機関がいくつかの目標を選び,国際的な競争を進めていることが見えてくる.
ゲーム研究のスピードは早く,各地の研究機関が一つの学問領域を共有することは容易ではない.しかしゲームAIコンテストを例として,各国のゲーム研究機関がいくつかの目標を選び,国際的な競争を進めていることが見えてくる.
2010年5月24日月曜日
世界同時多発ゲーム開発: Global Game Jam 2010 を振り返る (後編)
予告編「Global Game Jam の目指すもの」,そして前編,中編に続くGlobal Game Jam 2010 報告シリーズの最終回をお届けする.これまで現場訪問や参加者による相互評価を参考にしながら国内外の作品と拠点をとりあげてきたが,本稿ではGlobal Game Jamから見えたゲームシーンの変化について学会情報を交えつつまとめてみたい.
2010年5月4日火曜日
IGDA日本セミナーをネット中継します(5/10)
本アカデミック専門部会が中心となり5月10日(月)にIGDA日本主催のセミナーを開催します。昨年後半に始動したアカデミック専門部会の初のイベントです。
平日夜の開催となりましたが、Twitterで事前の論点整理を行い,国際大学GLOCOMの協力によりUstreamでネット中継します。 (予告用のTwitterのハッシュタグは #igdaj です。)
平日夜の開催となりましたが、Twitterで事前の論点整理を行い,国際大学GLOCOMの協力によりUstreamでネット中継します。 (予告用のTwitterのハッシュタグは #igdaj です。)
2010年4月21日水曜日
世界同時多発ゲーム開発: Global Game Jam 2010 を振り返る (中編)
前編(2010年4月8日)に続いて,Global Game Jam 2010の報告の続きをお送りする.GGJ2010で制作された数百点のゲームはクリエイティブ・コモンズのライセンスに従ってダウンロードし再配布することができる.その公式ウェブサイトでは開発者が登録したプロフィールを見たり採点やコメントを寄せることも可能で,そうした世界各地の人に評価してもらえることもGGJの魅力の一つである.
どのようなゲーム教育拠点で作られた作品が高評価を得たのだろうか.GGJでは日本を含むアジアオセアニアから中近東,ヨーロッパそして南北アメリカ大陸の東から西へと,時差とともに次々に作品が公表された.Unity Web PlayerやFlash Player最新版をインストールすればブラウザから実行できる手軽なゲームも多いので興味のある方はダウンロードしてもらいたい.
以下では個人的に印象に残った作品をチームについて紹介する.まずGGJ最大規模の勢力である北欧の拠点,Nordic Game Jamから.
どのようなゲーム教育拠点で作られた作品が高評価を得たのだろうか.GGJでは日本を含むアジアオセアニアから中近東,ヨーロッパそして南北アメリカ大陸の東から西へと,時差とともに次々に作品が公表された.Unity Web PlayerやFlash Player最新版をインストールすればブラウザから実行できる手軽なゲームも多いので興味のある方はダウンロードしてもらいたい.
以下では個人的に印象に残った作品をチームについて紹介する.まずGGJ最大規模の勢力である北欧の拠点,Nordic Game Jamから.
2010年4月11日日曜日
国際学会の出版物から: 2010年春
昨年,国際学会IEEEが出しているオンライン記事を中心に国際学会のゲーム関連記事を紹介しました.IEEEは様々な分野の専門家が集まる巨大な国際学会なので,そこで公開されているオンライン記事もその分野の専門家以外の読者も読めるように書かれています.
今春もIEEE, ACMといったメジャーな学会の公開記事からゲーム関連の記事を紹介します.昨年はシリアスゲームが目立ちましたが,今年は大学でのゲーム教育やAR関連の記事が目を引きました.
今春もIEEE, ACMといったメジャーな学会の公開記事からゲーム関連の記事を紹介します.昨年はシリアスゲームが目立ちましたが,今年は大学でのゲーム教育やAR関連の記事が目を引きました.
2010年4月8日木曜日
世界同時多発ゲーム開発: Global Game Jam 2010 を振り返る (前編)
去る1月末に開催されたIGDAのGlobal Game Jam 2010では,世界各地の学生やインディーゲーム開発者が週末の2日間でゲーム開発を行うとともにインターネットを通じた相互評価を行った.ここでは日本国内および海外の参加者の様子を報告し,今後の課題について考察したい.
2010年3月31日水曜日
オープンソースのゲーム開発とGoogleの奨学金
オープンソースソフトウェアや自由(フリー)ソフトウェアは現代社会で大きな役割を持っている.その種類も多岐にわたり,プログラミング言語,開発環境,インターネット関連のソフトウェアなどで定番になったものも存在する.そしてゲームのアプリケーションやゲームエンジン,ミドルウェア,ゲーム開発スクリプト言語なども数多く含まれている.
本記事では,オープンソースソフトウェアや自由(フリー)ソフトウェアのゲーム開発の現状と,学生の参加を支援する制度について紹介する.
本記事では,オープンソースソフトウェアや自由(フリー)ソフトウェアのゲーム開発の現状と,学生の参加を支援する制度について紹介する.
2010年3月9日火曜日
2010年2月13日土曜日
春休みのアカデミックイベント情報 2月〜3月 (追記)
昨年の「学問の秋,11月下旬のイベント情報」に続いて,春季(2月,3月)のアカデミックイベントをまとめてみました.学会の研究発表会の他に,研究者が登壇する業界の有料カンファレンスも含めています.
この時期は卒業研究関係の発表が多く製品レベルの話は少ないのですが,どこの大学のグループが人材を輩出しているのかが見えやすいという側面もあります.
この時期は卒業研究関係の発表が多く製品レベルの話は少ないのですが,どこの大学のグループが人材を輩出しているのかが見えやすいという側面もあります.
2月
ラベル:
IEICE,
IGDA.jp,
information,
IPSJ,
VR学会,
ゲーム学会,
メタバースフォーラム,
人工知能学会,
日本デジタルゲーム学会,
日本音響学会
2010年1月27日水曜日
Global Game Jam の目指すもの
Global Game Jam の目指すもの
IGDA日本でも告知されているが,今週末に Global Game Jam が開催される.
だが短期間でゲーム開発をすることに,どのような意義があるのだろうか?
IGDA日本でも告知されているが,今週末に Global Game Jam が開催される.
1月29-31日の「Global Gaming Jam」が追加参加者を求めています。現在、全世界134、日本からも2カ所エントリー日本では第1回のGGJ2009から会場ができて、今年は複数会場で参加者のエントリーを受付中だが,英語ページのためにいまいちわかりにくい.そこで本稿では概略と背景を説明したい.
概略
Game Jam は有志が一ヶ所に集まって2日間でゲーム(のプロトタイプ)を完成させるイベントである.だが短期間でゲーム開発をすることに,どのような意義があるのだろうか?
2010年1月8日金曜日
オンラインゲームコミュニティ研究の野島美保(成蹊大学経済学部准教授)さんがネットでコラム連載を開始
頂いた挨拶文の転載です。
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この度、インターネット・コラムを連載させて頂くことになりました。
ソーシャルゲーム、携帯ゲーム、教育ゲームなど一般層向けのゲームを切り口に、
デジタルコンテンツのマーケティングについて扱っていきます。
ITMedia ビジネス誠「野島美保の仮想世界のビジネスデザイン」
本年は、スマートフォン、ソーシャルゲームなどに見られるように、
ゲーム市場の広がり、他コンテンツとの融合がますます期待されます。
拙著『人はなぜ形のないものを買うのか』(NTT出版)では、
MMOなどハードユーザー向けのゲームを主に扱っていましたが、
昨今の状況からライトなゲームの研究を始めています。
日進月歩のこの業界に研究スピードを合わせていくのに、
ネットコラムに挑戦することにしました。
慣れない点もございますが、ご指導ご鞭撻のほど宜しく御願いします
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この度、インターネット・コラムを連載させて頂くことになりました。
ソーシャルゲーム、携帯ゲーム、教育ゲームなど一般層向けのゲームを切り口に、
デジタルコンテンツのマーケティングについて扱っていきます。
ITMedia ビジネス誠「野島美保の仮想世界のビジネスデザイン」
本年は、スマートフォン、ソーシャルゲームなどに見られるように、
ゲーム市場の広がり、他コンテンツとの融合がますます期待されます。
拙著『人はなぜ形のないものを買うのか』(NTT出版)では、
MMOなどハードユーザー向けのゲームを主に扱っていましたが、
昨今の状況からライトなゲームの研究を始めています。
日進月歩のこの業界に研究スピードを合わせていくのに、
ネットコラムに挑戦することにしました。
慣れない点もございますが、ご指導ご鞭撻のほど宜しく御願いします
2010年1月3日日曜日
大学のゲーム講義をダウンロード
大学講義や教材のオンライン化はこれまで多くの大学で行われており,さらに最近は講義を「YouTube EDU」や「iTunes U」でも提供する大学も増えてきた.そこで本稿では,ゲーム研究に関する講義や教材(または詳細なシラバス)を公開している大学をピックアップして紹介する.
東京大学
大学院情報学環で公開されている講義の中で,ゲームについて触れている回がある.- 学際情報学概論II(2008/10/14~2009/02/17) 第6講「Introduction to Content Study -Digital Games-」
- 学際情報学概論I (2008/04/15~2008/07/28) 第11講「テレビ、テレビゲームの暴力シーンが青少年に及ぼす影響」
- 学際情報学概論I (2007/4/10~2007/7/17) 第9講「デジタルコンテンツ/知的戦略/メディア展開/ゲーム産業の課題と目標」
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